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日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

機動戦士ガンダムΖΖ 第9話「宇宙のジュドー」

ラビアン・ローズとの合流ポイントへ急ぐアーガマだが、ルーのナビゲートがまったくアテにならない。一方、シャングリラの時とは明らかな待遇格差に不満を漏らすビーチャとモンドは、エンドラに向けて意図的に電波を発信。居場所を知らせエンドラにアーガマを売り渡そうとする。
アーガマ内に内通者がいることを確信したマシュマーは、新型モビルスーツ・ハンマ・ハンマで出撃。ガザC隊も随行するが、その中にはこの戦いが初陣となるグレミー・トトの姿もあった……。

ジュドーがシャングリラの外観とエンドラ出港を解説するところからスタート。なお、ビーチャがアーガマのブリッジで聴いているのは「アニメじゃない(歌:新井正人)」。

ルーのコア・ファイターがアーガマを誘導するのだが、ルーがこれまた極度の方向音痴。ラビアン・ローズとの合流ポイントに導くどころか、自分自身がアーガマからはぐれてしまう。

一方、シャングリラの頃とはあまりにも態度が違う厳しいブライトに苛立ったビーチャとモンドは、アーガマ内部から強力な電波は発信しエンドラに捕捉させようと企む。アーガマを売り渡すのが目的の彼らだが、マシュマーは「内通者がいる」と能天気に喜ぶ始末。この後のマシュマーの妄想に登場するハマーン様。セクシー系のドレスで胸の谷間も露に。顔を赤くしながらチラ見するマシュマーもかわいい。

ハンマ・ハンマも完成し、絶対の自信を持つマシュマーは一人出撃しようとするも、エンドラのパイロット部隊がお供を直訴。これにはさすがのマシュマーも涙ぐみ、ハンカチで鼻までかんでしまう。出撃したマシュマー隊が遭遇したのは迷子になったルーのコア・ファイター。アクシズの部隊にコックピットから拝む仕草のルー。しかし女性に甘いマシュマーは、同伴のグレミーにルーの面倒を診ることを命令。最初は嫌がるグレミーだが、ルーが自分好みの女の子だと分かってからは一目惚れ。「感謝します、ハマーン様」エンドラの連中はハマーン教か。なお、この時のルーの必死な演技にもご注目。

ジュドー、Ζへの搭乗拒否。敵機の数や援護できる味方モビルスーツの数、すべて「よくわかんない」って答えているブリッジにも問題があると思うが。何か、Ζに比べてアーガマクルーのレベルが落ちてないか?ブライトはアストナージに「(ジュドーを)ニュータイプだと煽ててΖに乗せろ」って言って出撃を促すわけだけど、このやり方も酷い。結局、乗艦している仲間たちを守る、ってことで出撃していくジュドー。

エネルギーパックを忘れてライフルが使えないΖ。隕石群に紛れ込んでダミー隕石との撹乱戦法に出るジュドー。ダミー隕石の作り方や、コロニーの残骸を模したダミーを作る序盤の解説が、ここに繋がってくる。マシュマー以外のエンドラのパイロットは実戦経験が乏しいのか、本物の隕石とダミー隕石を区別できず全滅。マシュマー曰く「パイロットの教育がなってない」。残ったマシュマーと、結果的に一対一の対決に。

そこへ出てくるグレミーとルー。グレミーはルーの願いを聞き入れて逃がそうとしたのだ。ところが、Ζを見たルーはコア・ファイターを発進。機銃を浴びせ逃亡を図る。ハンマ・ハンマの左腕を切り落としたジュドーだったが、ルーの行動に不満を持つジュドーはブリッジでルーと言い争っていた。

後半のキーマンとなるグレミーが登場。今回が初陣であり、「パパ、ママ、ありがとうございます」と初心な言葉を口にしているが、その血筋から驚異的な早さで出世していくこととなる。そして、今回をきっかけにルーへの空気を読まないアプローチも顕になっていくわけだが……。

プロローグ

いやぁ〜、あははは。終わっちゃったから笑えるけど、またゲモンさんとあのヤザンが出てきたんだよね。こっちは、アーガマをコロニーの外へ出すのに必死で、横の連絡が悪かったんだ。んでお二人さんにはアーガマの懐に飛び込まれちゃうし、Ζは調子悪いし、結局ライフル使っちゃったんだよね、俺…。

セリフ

ビーチャ「シャングリラの時と態度が全然違うんだから!どうしたんだよぉ…」

イーノ「アーガマを売るなんて汚いよ!」

モンド「ジュドーが長持ちすると思う?本当にニュータイプだと思う?」

マシュマー「ばか者!アーガマには内通者がいるのだよ。我々が、シャングリラの市民と仲良くなろうと努力した成果が現れたんだ。アクシズに味方する者が、アーガマに中にいる。素晴らしいではないか。ハマーン様!やりました!」

エンドラパイロット「一生のお願いであります。マシュマー様。そう仰られずに、我々にマシュマー様のお手伝いをさせてください。」*この言葉に感涙のマシュマー。コックピットで鼻もかむ。

グレミー「パパ、ママ、ようやく私もモビルスーツの実戦に出ます。ご覧になっていてください」*グレミー初登場。この話が初陣である。

グレミー「まったく、何でマシュマー様はこうも女に甘いんだ?」

ジュドー「こういう時は何て言うんだっけ……そうだ、ジュドー・アーシタ、Ζガンダム行きます!」

ルー「う、ううう、ここにいたら戦争に巻き込まれちゃう。コロニーにいるお父さん、お母さん、もうルーはわがまま言いません。良い子になります」*ルー・ルカ一世一代の大芝居。グレミーの「家に帰りたいのですか?」に「うん!」と大袈裟な返事。

ルー「ごめんなさい、グレミー。ケガはないわね?……だって、あなたがケガしたら困るから。だって、優しかったから。ごめんね、私、アーガマのお手伝いやってんの!」*グレミーのガザCから逃げるために銃撃した後、戻ってきたルーのセリフ。グレミーの優しさへの感謝は本物。

ジュドー「まずい、パワーがダンチだ!」

声の出演

ジュドー・アーシタ:矢尾一樹/ブライト・ノア:鈴置洋孝/リィナ・アーシタ:岡本麻弥/イーノ・アッパーブ(キースロン):菊池正美/ビーチャ・オーレグ(アストナージ・メドッソ):広森信吾*1/モンド・アガケ:塩屋浩三

ファ・ユィリィ:松岡ミユキ/ハマーン・カーン:榊原良子/マシュマー・セロ:堀内賢雄/ゴットン・ゴー(トラジャ):戸谷公次/ダマール:西村知道/ルー・ルカ/松井菜桜子/グレミー・トト:柏倉つとむ*2/トーレス:柴本広之*3/シンタ:坂本千夏/クム:荘真由美

*なぜか登場していないはずのダマールのクレジットが表記されている。

スタッフ

作画監督 山田きさらか
原画 池田和洋/上野賢*4/小沢美也子/小田不二夫/紺野智幸/重田亜津史*5/竹縄奈穂子/松下佳弘
動画チェック 吉沢亮吉
動画 中川信子/野村宙/小沢章子/大内正彦/福岡真一/山本まゆみ/横野えみ子/スタジオ・夢民/スタジオ・マーク/スタジオ・絵夢
色彩設定 高島清子*6
色指定 今西清子
特殊効果 千場豊
仕上処理 前林文恵
仕上げ ジャスト/サンライズスタジオ/スタジオMAC/協栄プロダクション
背景 アトリエ・ラスコー/白椛幸子/福島智子/鈴木光英
撮影 旭プロダクション/古林一太/奥井敦/平山明夫
編集 布施由美子(井上編集室)
効果 横山正和
調整 依田章良
録音 ニュージャパンスタジオ
現像 東京現像所
タイトル マキ・プロ/岸村弘明
設定ベース 永瀬唯
協力 河本洋一/西中康弘
制作デスク 高森宏治
設定制作 近藤康彦
制作進行 秋山浩之
演助進行 高松信司
制作補佐 原田奈奈
OPコンテ 滝沢敏文
ENDコンテ 斧谷稔*7
OP・END作画 瀬尾康博/北爪宏幸/内田順久
OP・END美術 池田繁美
脚本 遠藤明吾*8
ストーリーボード 世良邦男/斧谷稔*9
演出 関田修

次回予告

ラビアン・ローズが近くならないから、ファさんはおセンチになったり、ドギつく迫ったりでヒステリー気味だ。なのに、アーガマからマシュマーに手を貸そうとするやつがいる。しかしルーは偉い!ラビアン・ローズから新型のファイターを持ってきた。ダミー隕石なんかアテにはしないぞ!次回、ガンダムΖΖ「さよならファ」。かわいそうなファさん。

video.unext.jp



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本ページの情報は2020年4月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

*1:拡森信吾

*2:カシワクラツトム

*3:柴本浩行

*4:上野ケン

*5:重田敦司

*6:今西清子

*7:富野由悠季

*8:遠藤明範

*9:富野由悠季